あなたにとって２０２２年はどんな年でしたか？世の中は、コロナと何とか折り合いを付けながら「３年ぶりに開催」というフレーズに乗って、イベントを開催できるようになりました。満面の笑みの参加者を見て、こちらも何だかほっとしてうれしい気持ちになります。
12月は苫小牧クラフトスパイス料理を提供する２店に、お酒との相性など聞きました。ビール、ワイン、日本酒など、お勧めの銘柄まで聞いています。ぜひ参考にして、クラフトスパイスとお酒の相性を確かめてみてください。
肉料理を得意とする店長の永井優志さんは、20代でドイツやスイスで料理の修業し、30代で札幌すすきの鉄板焼き店で腕を磨きました。出身地の苫小牧に戻り、現在はカジュアル感覚のイタリアン洋食店「トラットリアイルデルフィーノ」を１人で切り盛りしています。
クラフトスパイスを使った料理は２品あります。市内弁当店・甚べいのキーマーカレーをトッピングした「キーマーカレーパスタ」。パスタをバターとオリーブオイルで炒め、火を止めた後にクラフトスパイスを絡めます。そうすることでクラフトスパイスの色が変わらず、香りが引き立ちます。合うのは白ワイン。爽やかな香りのチリ産「サンタ・リタ 120（シェント・ベインテ）シャルドネ」が永井さんのおすすめです。
もう１品は「赤身ステーキ」。ステーキの横に、刻みわさび、ニンニクしょうゆと一緒にクラフトスパイス添えています。肉にスパイスを直接付けて味わえるよう、工夫しています。合わせるお酒はビール。中でもイタリア産ビールの「ペローニ」は、すっきりした飲み口が女性にも好まれ、肉の脂をさっぱりと流してくれます。
「うまみのある、おいしいスパイスなので万能調味料のようですね」と永井さん。スパイスに火入れをしないのが永井さんのこだわりで、次はオニオンスープやシーザーサラダに振り掛けて使ってみたいと話しています。
ランチメニューは「きのこと鮭の和風パスタ」や「季節の野菜たっぷりピザ」など各種。もちろん得意なハンバーグやステーキなども選べます。
ディナーはレバームースなどの前菜、ハンバーグやステーキなどのメインをそれぞれ単品で提供。５人から10人で利用できるコース料理は、2,800円から予約可能です。
住所／苫小牧市春日町2-9-14
電話／0144-33-7355
営業時間／11：00～13：30ラストオーダー
17：00～21：30ラストオーダー
定休日／水曜定休
https://tomakomaispice.jp/shop.php?s=10
今年７月、市内表町に落ち着いた佇まいの和食の店が開店しました。日本料理の名店「なだ万」などで修業した、店主の不川順詞さんが腕を振るう「茶寮 ふ川」です。和食の基本を外れず、地元苫小牧の食材と道産の食材をバランスよく取り入れたメニューを手掛けています。不川さん自らが厳選した、織部や久谷、益子といった日本を代表する焼き物に盛り付けられた料理は、見た目も美しくさらにおいしさを引き出しているようです。
ランチタイムには「牛すき焼き御膳」や「松花堂弁当」など、肉料理から魚料理まで、20種類以上がそろっています。自慢の器に盛られ、見た目も豪華でボリュームも満点。あっという間に口コミで評判が広がり、40代から60、70代の女性たちで大にぎわいです。
不川さんは、苫小牧クラフトスパイスの開発メンバーの一人。約半年にわたって、１ｇ単位の配合調整など行い完成させました。「和食のだしに加えてもなじむ、可能性の大きい調味料だと思います」と話してくれました。
店で提供する「炙りカルパッチョオリーブオイルぽん酢 苫小牧クラフトスパイスがけ」は、ひと手間掛けたエビやサーモンなどの刺身に、数滴のオリーブオイルとクラフトスパイスを振ったシンプルな料理。シンプルだからこそ、クラフトスパイスの風味が引き立つ逸品です。合わせるのはなんと言っても日本酒。
特に不川さんおすすめは、青森県八戸酒造の「特別純米火入 八仙ISARIBI」。すっきり飲みやすく、魚介との相性は抜群です。冬限定の日本酒２本も紹介してくれました。長野の「純米生原酒 善吉（ZENKICHI）」と岐阜の「純米大吟しぼりたて 三千盛（みちさかり）」。この２本はなくなったらおしまい、再入荷は期待できないということです。
日本酒とクラフトスパイスの相性の良さは、一口目にやって来ます。スパイスの香りの広がりを、ぜひ体感してみてください。
住所／苫小牧市表町2-1-22 キングスビル１階
電話／0144-56-5988
営業時間／11：00～14：00ラストオーダー
17：00～21：30ラストオーダー
定休日／月曜、祝日定休
https://tomakomaispice.jp/shop.php?s=43
